湯浅さんは「捨てればごみ」というタイトルで、長年愛用していたバッグの修理とその変身を見ての驚きと喜び、職人技に感動した内容などを書かれました。
 「友人から譲ってもらった一枚皮のバッグで、15年ほど仕事にも使っていました。A4サイズが入り、使い勝手は抜群、いつも私の側にありました。使っていくうちにくたびれてしまいましたが、愛着があり、捨てるにはためらいもあって、ずっと保管していました」と湯浅さん。
 偶然「まちの修理屋さん」のことをテレビで知り、さっそく「手づくりバッグのにしき屋」へお願いに。「修理に出すのも恥ずかしいくらいのバッグ」だったそうですが、「大丈夫ですよ!」という気軽な対応と同時に、事前見積りや修理期間を告げられ、安心してお願いできたそうです。
 修理が終わり届けられたバッグは驚きの一言。内側に布が貼られてポケットもつき、取っ手は補強され、縁はきれいにかがり縫いされています。全体的に抜け落ちていた色は美しく復活していました。「これほど美しく蘇るのかと驚きました、新品みたいでしょ。使う人の身になって修理してくださっているのが何より嬉しいですね。捨てればごみだったけど、修理してまた私の愛用品になりました」と大満足の湯浅さんです。
 
 鈴木さんは「コーヒーサイフォンとコーヒーミル」というタイトルで、鈴木家に欠かすことの出来ないコーヒーの歴史と、長年使い込んできたサイフォンとミルの話を書かれました。
 取材時もさっそく、ミルで豆を挽き時間を計りながらサイフォンでコーヒーを入れ、香り豊かな一杯をごちそうしてくださいました。「このミルもサイフォンも45年くらい使ってます。ミルは底の吸盤がダメになり側面についている飾りの陶板も取れましたが、使うのには全く支障ありません。サイフォンはフロート部分が割れてしまいましたが、接着剤でつけたらきっちり留まって普通に利用できます。修理して6年ほどは使っていますよ」と鈴木さん。結婚当初に、給料1ヶ月分をはたいて買ったミルとサイフォンは、その日から今まで毎日鈴木家で利用され、お客様のおもてなしでも活躍してきました。だからこそ特別な思いがあり、割れても捨てる気にはならなかったそうです。「愛着があるし、自分で修理できるものは可能な限り何でもやってみます」と語ります。
 さらにおいしいコーヒーにするために、豆や水、器にもこだわり、季節のお菓子などと楽しむのが鈴木さん流です。その上、「毎日飲むコーヒーのカスは天日干しして、靴箱や冷蔵庫などの脱臭剤として利用しています。その後に土に返すというのも、我が家のこだわりです(笑)」と鈴木さんです。
 

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