宮崎県内でも広がる脱プラスチック
企業やお店のプラスチックごみ削減への取り組みを紹介します。
ソラシドエア
間伐材を活用した紙コップで航空会社として森林保全にも配慮
ソラシドエアは2021年9月から、全就航便の機内ドリンク提供において、国内の間伐材を活用した素材で作られた紙コップを導入しています。それまではプラスチック素材で発泡断熱加工したコップでしたが、航空機から大量に出るプラスチックごみ問題に対して2019年にヨーロッパ線で取り組みが始まった頃から、社内でも問題意識が高まっていました。そこで、間伐材を活用することで、脱プラスチックに加え森林の循環と二酸化炭素削減にもつなげたいと、この素材を採用しました。紙コップは熱が伝わりやすいことがデメリットですが、美味しさを保てる適温で飲み物を提供することができます。
ソラシドエアでは、航空機からの温室効果ガス削減などの環境問題に取り組んでおり、今後も機内のあらゆるプラスチック製品を見直し、回収やリサイクルを進めていきます。
間伐材活用素材の紙コップ。ストローとフタも紙製に変更
ビーコンエコストア
個包装をなくした日用品を量り売りで提供
店主の川越幸子さんは環境に関心を持ち始めた頃、自宅のプラスチックごみの多さを認識して愕然としたそう。プラスチックごみ問題が自分の暮らしと直結していることに気づき、プラスチックの使用をなるべく減らす「lowプラスチック」をコンセプトにした店を開きました。
店にはオーガニック製品を中心に醤油や味噌、オリーブオイル、フェアトレードコーヒー、乾物などの食品、重曹やクエン酸などのナチュラルクリーニング材料といった日用品が揃います。どれも必要な分だけを持参した容器で購入できます。以前は自分も便利さだけを追求していたと振り返る川越さん。この店を環境について意識するきっかけ作りの場にしたいと話します。
瓶や容器を持参して対面で購入
都城市中町13-11-2
チャレンジショップ2号店
☎︎ 080-3949-1265
営業時間/11:00~16:00
定休日/火・土曜日※その他不定休あり