第35回 宮崎県環境改善推進大会を開催しました

日時 平成30年10月5日(金) 13:00~16:30
会場 ニューウェルシティ宮崎 2階 高千穂ホール
参加者数 約90名
内容
【第1部】 優秀従業員表彰
【第2部】 環境保全に関する研究・事例発表
【第3部】 特別講演 「自然に対する思い」~シェルパからの学びとエベレスト登山~
講師:立花 佳之 氏 (綾の登山家)

この大会は、「持続可能な社会の発展」と「人と自然との共生」を目指して、県民、事業者、行政等が協働して環境に対する認識を高め、企業の環境改善及び地域の環境保全を積極的に推進し、県民の健康と生活の向上に貢献することを目的として開催しています。

内容は、環境管理業務で功績のあった優秀従業員等の表彰、県内企業3社による環境保全活動に関する研究・事例発表、また特別講演としまして、綾町在住の登山家 立花佳之氏をお招きしました。

表彰

優秀従業員表彰

・株式会社ダンロップゴルフクラブ  村田勇司 氏
・有限会社塩川産業         遠藤紘徳 氏
・西日本興業株式会社        福重祐介 氏

環境保全に関する研究・事例発表

株式会社ダンロップゴルフクラブ 「廃CFRPのリサイクル化について」
生産技術部生産技術課 主任 富永卓造 氏

CFRPとは、炭素繊維を用いた炭素強化プラスチックで、主にエポキシ樹脂が用いられています。その特徴として、軽くて強いこと、その上、疲労しない、錆びない、といった特性を有しています。その特徴を活かして、ゴルフクラブなどの実用化から始まり、現在では産業品用途として飛行機や自動車で用いられています。

資源循環型社会の形成の観点から、今後は付加価値の高いCFのリサイクルが求められています。

株式会社環境未来恒産・株式会社宮崎環境開発センター2社合同

株式会社環境未来恒産
「事業活動に伴って排出(産業廃棄物)された無機性汚泥及び燃え殻の再資源化」
総務係長 岩城孝宏 氏

ソイルリサイクルセンター宮崎は、産業廃棄物(無機性汚泥及び燃え殻)の中間処理施設です。原料の無機性汚泥と燃え殻を再生品(エコアソイル)にし、盛土や埋戻し土、路床材などの土木用資材にリサイクルしています。

また、これらの再生品については、製品嵩密度、再泥化などの検査も行っています。

株式会社宮崎環境開発センター
「廃食用油等から作られるディーゼルエンジン用バイオ燃料(BDF)の活用」
事業部課長 押川一義 氏

バイオディーゼル燃料(BDF)とは、植物油からつくられるディーゼルエンジン用のエコロジー燃料のことです。軽油のかわりにトラック、重機、トラクターなどの燃料として使用することができます。燃費や走行性能も軽油と同等で、最近では地球温暖化防止やエネルギーの地産池消といった面で注目されています。

バイオディーゼル燃料(BDF)を燃焼させると二酸化炭素が発生しますが、発生した二酸化炭素は植物が吸収し環境全体では二酸化炭素は増えません。これらのことから、いずれは枯渇する化石燃料に対しバイオディーゼル燃料(BDF)は再生可能エネルギーと呼ばれています。

特別講演

「自然に対する思い」~シェルパからの学びとエベレスト登山~

綾の登山家 立花佳之 氏

ヒマラヤ山脈にある世界最高峰のエベレストは、その美しさとは裏腹にわずかな油断が命取りになる、とても過酷な山だといわれています。風速100メートルを超えることもある強風とマイナス30℃を下回る極寒の中、重い酸素ボンベを背負い、急な傾斜を少しずつ少しずつ、全身を使って登っていくのです。酸素も地上の3分の1しかありません。そんな極限状態が続き、「頭が真空状態になる」と立花さんは表現していましたが、自分が今何をしているのか全く分からなくなり、意識が遠のくことさえあったそうです。

無事に戻ることをゴールとする登山では、頂上も折り返し地点に過ぎません。それでも、山頂からの眺めは「自分より高いものが何もない」という絶景だとおっしゃっていました。