ごみを資源へ。環境へ配慮し、いま出来ることに精一杯取り組む

有限会社塩川産業
宮崎市新名爪字谷廻4090-21(北部工業団地)
URL:http://www.siokawa.com

案内してもらった三谷尚徳さん

宮崎市北部工業団地にある有限会社塩川産業は、平成元年創業。今年2月にエコアクション21を取得、3月に快適職場推進計画の認定を受けた、産業廃棄物の収集運搬及び中間処理業を行う会社である。

企業や事務所から収集したごみは、全てが同社の5つの工場へ運び込まれる。そこでは、全ての廃棄物を集めて手作業で仕分けをする第1工場、可燃ごみから固形化燃料RPF(主にプラごみに木くずを混ぜて固めたもの)を製造する第2工場、プラスチックをリサイクル原料として出荷する再資源化センターや機密文書処理業務を行うセキュリティエコロジーセンター、廃棄物の減容を図る圧縮・切断装置などを置く第3工場などが稼働している。

作業環境改善、周辺環境美化を習慣に

ドライバーには女性スタッフも
第1工場は手選別が中心

「ここでのリサイクル率は約70%。最初の手作業で資源物、可燃物などの仕分けをして、できるだけ資源化を図る工夫を続けています」と工場を案内してもらった三谷尚徳さん。

天井部から出るミストが粉塵や臭いを抑える

処理には大型の機械も使用するが人の手が欠かせないだけに、労働環境への配慮は重要だ。人体への影響のみならず作業効率にも影響するだけに、安全教育を基本に、工場内の粉塵や臭いを抑える効果があるミストの噴霧を行うなど環境改善を図っている。

また、プランターやハンギングバスケットによる花を植栽や、毎日16時から社員が交代で社屋周辺のごみ拾いに回るクリーンアップ作戦など、社屋や周辺への環境美化は業務の空き時間を利用して行うことが習慣になっている。

平成16年から導入したエコドライブシステムは、より効果的なエコドライブをするためのナビゲートや記録による指導ができ、その結果、導入前と比較すると燃費向上率10%という省エネとなった。同時に車両に搭載したGPS車両位置管理システムによって収集ルートの改善が図られ、収集運搬ルート沿線への騒音、排気ガスの抑制効果をもたらし、安全運転の意識向上、万一の事故対応などドライバー自身の安全にもつながる取り組みとなった。

エコドライブシステム搭載車両 花いっぱいの事務所 出荷を待つプラスチック類

クレームは改善へのアドバイス

代表取締役社長の塩川聖一さんは、多様化するごみ処理は、常に後追いになるのが現状だと言う。「顧客からのクレームに育ててもらう気持ちで仕事に取り組んでいるんです。毎日、自分ができる精一杯の仕事をする。利益への競争ではなく、改善の競争ですね」。日々の作業内容は、工場内22カ所に設置されたライブカメラで記録され、ホームページでも一部が閲覧できるなど、情報公開にも努めている。