第27回 宮崎県環境改善推進大会

「未来に残そう! 豊かな自然」をサブタイトルに、今年も第27回宮崎県環境改善推進大会が開催されました。

この大会は、「持続可能な社会の発展」と、「人と自然との共生」を目指して、事業者並びに県民の環境に対する認識を高め、企業の環境改善および地域の環境保全を積極的に推進し、県民の健康と生活の向上に貢献することを目的として毎年開かれているものです。

表彰式(協会理事長表彰)

優秀従業員表彰

第一ビル工事株式会社 坂田勝氏

リコージャパン株式会社九州営業本部宮崎支社 大盛昭一郎氏

王子製紙株式会社日南工場 柳衛義彦氏

研究・事例発表(環境保全についての取り組み等)

「人と大地が一体となった生き方とものづくりを目指して」

株式会社黒木本店 黒木敏之氏

高鍋町で明治18年から焼酎蔵を営む黒木本店。「ただ棄てるだけだった焼酎のモロミ廃液を農の営みの中に返すことができないのか」という代表取締役社長・黒木敏之さんの思いをきっかけに、平成10年に焼酎かすから有機肥料を作る工場を建設。

平成17年に農業法人を設立し、現在は芋30ha、麦17ha、米4haを栽培し、全て自社の焼酎原料となっています。不足分は指定農家から生産管理した原料を仕入れており、農のサイクルの中に酒造りを組み入れた地域循環型農業を目指しています。 「環境改善計画は自社ブランドづくりに直結します」という黒木社長。改善の努力をすることが伝統を守ることにつながり、チャレンジしつづけることが継続だ、と語りました。

特別講演

「国内クレジット制度 ソフト支援事業について」

環境テクノス株式会社 武下明義氏

産業経済省で取り組んでいる、中小企業や自治体の省エネルギー活動によるCO2排出削減の促進を図るための「国内クレジット制度」について、制度の概要や無料削減減量診断等のソフト支援事業についての説明が行われました。

トピックス

国内クレジット制度とは

事業規模にかかわらず、2008年4月1日以降にボイラー、太陽光発電など、省エネ効果のある設備投資をした国内事業者<排出削減事業者=売り手>が、設備投資後に削減されたCO2(クレジット)を、国内企業<共同実施者=買い手>が買い取る制度。

売り手は、鉄鋼、電気など業界単位で目標を立てて取り組む「自主行動計画」に参加していない事業者であり、買い手は自主行動計画等の環境目標を設定して取り組みながらも、目標達成ができなかった場合に、クレジットを購入し目標を達成させる。

これによって、これまで排出削減が進まなかった中小企業、サービス業など幅広い分野で排出削減を促進することができるなど意義があり、京都議定書の目標達成のために活用可能な制度といえます。

この制度の実施期間は、2008年10月21日から2013年3月31日まで。促進のため、売り手事業者への排出削減診断、排出削減事業計画の作成から承認申請までの手続き等を無料で行うソフト支援が行われています。