「太陽と緑の国」から「新しい太陽と緑の国」へ。新エネルギー 太陽光発電に注目。

 

目指すはエネルギーの地産地消

宮崎県の年間日照時間2108時間、年間快晴日数54日。ともに全国第3位という恵まれた自然環境は、まさに「太陽の国」。
 この太陽を活かして、石油など化石燃料への依存を減らし、エネルギーの地産地消を進めようと、県を挙げて太陽光発電に取り組み始めています。(気象庁1971〜2000年の平年値データより)

Q 宮崎には大きな水力発電ダムもありますが、県のエネルギー自給率はどのくらい?

約40%。県内には47カ所の水力発電所、5カ所の火力発電所、3カ所の内燃力発電所がありますが、不足分は県外から移入しています。日本全体の自給率は約20%です(原子力を国産エネルギーに含めない場合は4%)。

地球温暖化防止にも一石二鳥の新エネルギー

あと数十年で枯渇するといわれる化石燃料、同時にエネルギーの大量消費によって発生する二酸化炭素は地球温暖化の主な原因となっています。私たちは「京都議定書」の取り決めによって、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスを削減する責務を追っています。県ではこれらの問題に対して、エネルギーの自給率を高め、かつ温室効果ガスの削減にもつながる方法として、新エネルギーを進めています。

Q 「新エネルギー」って何ですか?

石油に替わるエネルギーとして技術的に実用段階にあるものを指します。
 ●太陽光、風力、水力、波力など → 自然エネルギーを利用した発電
 ●森林資源、農林畜産業から発生するバイオマス資源 → 燃料として利用

 宮崎平野などの地下にある豊富な天然ガスも新エネルギー資源です。
 新エネルギーは、いずれも経済性の面でまだ普及には至っていませんが、化石燃料の資源不足によるエネルギー問題と地球温暖化防止にも役立つものとして、今後の実用化を目指しています。

集光型追尾式太陽光発電01 集光型追尾式太陽光発電02
宮崎大学に大同特殊鋼(愛知県)と共同研究で設置された国内最大級の集光型追尾式太陽光発電
7mm角の太陽電池にプラスチックレンズで光を集め、さらにパネルが太陽に合わせて動く。効率よく発電する研究が行われている

太陽光発電のフロントランナーを目指して

新エネルギーの中でも、県は平成21年度から太陽光発電を中心に「みやざきソーラーフロンティア構想」に取り組んでいます。太陽光発電は新エネルギーの中でも最も有力で、幅広いジャンルの産業への波及効果も期待されています。
 企業と連携したメガソーラー(1メガワット級の太陽光発電設備)の立地、家庭への太陽光発電設置補助、太陽電池を製造する企業の誘致、そして大学での研究、共同研究、人材育成など、「製造」「発電」「活用」の3拍子そろった太陽光発電の拠点づくりを、「産・学・官」が連携して進めています。

メガソーラー完成予想図 都農町の旧リニアモーターカー実験線の上にパネルを並べるメガソーラー完成予想図
(宮崎ソーラーウェイ株式会社)