生態系の“循環”にフォーカス。さまざまな角度から発信したい

 田野町で悠樹木医事務所を開所している宮田義規さん。造園業のかたわら樹木の診断や森林生態系多様性基礎調査、田野町の里山整備、剪定講習会や講座を行っています。「基礎調査では山の木々の変化を感じることができます。私は造園業もしているので、個人宅の木の様子も見ます。どちらの状態も知ることで、環境の変化の全体像が分かるのが良いんです」と宮田さん。木を元気にするには、その地域がどう管理され、地形や気候はどうかなど広くて深い知識が必要。だからこそ、自分が住む地域のスペシャリストを目指し、宮崎県や太平洋側の植物なら対応できるという自負もあるのだそう。「田野の里山整備では、草刈りなどの人間の手を掛けることで、今の景色を留めることができる。手を掛けて整備してきたものを放置すると、バランスがくずれて逆に良くないんです」。最近では、山や個人宅の木の状態を見てきて感じていることを話す機会など、宮田さんだからできる情報発信も始めています。「今後も私ができる山の話や、自然との付き合い方を教えることをライフワークにしていきたい」と笑顔で語ってくれました。

Copyright© 2020 ecoみやざき All Rights Reserved.