土屋暢彦さんはほぼ毎朝、約2時間かけて日南市南郷町にある宮崎県総合農業試験場・亜熱帯作物支場有用植物園の遊歩道に自生する植物の保護と観察を行っています。山の斜面を利用した同園は面積が19haで、約600種、23,000本の植物が植栽されています。「日南の植物を研究している秋山次徳さんの影響で今ではカメラ片手に観察日記のブログを日々更新しているほどです。」きっかけは、2016年の初夏。奥様と一緒に同園を観察している時、普通は黄色の花が咲くコガネノウセン(イペー)の紫色を見つけた時のことです。「近くで観察したいとイペーに近づき足元をみたら、可憐な白色の花を見つけました。とても気になり、さっそく調べてみたら『ヒメキセワタ』でした。それ以来、保護観察をしています。」多年草の『ヒメキセワタ』ですが環境変化に敏感で今年はあまり咲きませんでした。来年は、土屋さんの周知により保護の大切さが伝わり、数多くの花を観察できることが期待されています。

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