教えて!宮崎県の地球温暖化「適応策」
農業王国宮崎県でも影響が拡大

 地球温暖化の影響と思われる気候変動は、県内の農業にさまざまな影響をもたらしています。普通期水稲では、梅雨時期の日照不足や梅雨明け後の高温などによってお米の白い未熟粒が発生するなど品質が低下。野菜では花は咲くものの実が着かずに落ちたり、果実では直射日光で外観が劣るなど、収穫量が減少。また、病害虫も多くなっています。

  本県農業への影響
温暖化に負けない県の適応策

 こうした気候変動に対応するため、県では平成20年6月、温暖化に対応した宮崎県農水産業のあり方を検討するとともに、温暖化に関する様々な情報の集積と研究を促進するため、総合農業試験場内に「宮崎県農水産業温暖化研究センター」を設置。同センターを中心に気候変動に対する調査や研究を続けています。その核となる3つの対策を具体例とともにご紹介しましょう。

  宮崎県農水産業温暖化研究センター
温暖化を活かす対策

 温暖化を逆手にとり、暑さを活かした、新しい価値を見出す取り組みに力を入れています。 その一つとして注目されているのが、ライチの栽培です。現在、国産の生ライチはとても希少。しかも宮崎県産のライチは大きくて、みずみずしいことから、首都圏を中心に人気が高まっています。

  ライチ
温暖化から守る対策

 暑さや異常気象から農作物を守るため、高温に適応した品種の育成や病害虫防除技術の開発に取り組んでいます。最近、「夏の笑み」や「おてんとそだち」という銘柄のお米を見かけませんか?これらは、新しく生まれた暑さに強い品種。従来の品種より背丈が低く、台風でも倒れにくいという特徴を持ちます。

  稲
温暖化を抑制する対策

 農業生産の現場でも、化石燃料を使用しています。このとき、温室効果ガスを出す化石燃料の使用量を抑えるために民間企業と連携して開発されたのが、農業用ハウスの保温資材です。この資材を温室の内側に張ることで、ピーマンでは約15〜20%、マンゴーでは約35%の燃油使用量を削減できました。

  ハウス内
 
         
    

Copyright© 2018 ecoみやざき All Rights Reserved.